日本各地で、人材不足と言われる職業に、薬剤師も上げられています。看護師同様、病院関係の仕事になり、国家資格を有することが必要な仕事です。ですが、高齢化社会でもあり、薬を必要とする人が増えていることから、この職業の需要は増えることがあっても、減る心配は当分の間ないと言って良いでしょう。人口が伸びないにしても、健康な社会に向っていることから、年齢を重ねて生きて行く人が増えると予想されるからです。しかしこの職業に就いた人の転職が、多くなっているのが現実です。
そこには、働く環境問題と給与の点が、大きく取り上げられます。少人数で働く場が多い調剤薬局、そして薬の販売だけに終わらないことも多いドラッグストアなど、自身が考えている環境下で働くことが出来ないと言うことが、転職の理由になっています。その傾向が、特に見られるのが、地方から都会へ出て働くことを希望する薬剤師が、増えていることもあります。通勤しやすい環境の元で仕事を希望する人、収入が多くなることで、大きな街で働くことを希望する人など、地方からの転出が目立つ時代です。
そこで今、青森市内での薬局では、年収を700万円以上とする所も現れています。もちろん経験も必要ですが、地元へ戻って来て欲しいと願う気持ちもあると言われます。この仕事の場合、長く働くことで、年収が上がると限らない事が多く、都会で収入が頭打ちになる場合が、多くあります。その隙を狙っての募集には、Uターンを考える人もいると言えるのでしょう。